5周年記念!駿河メイ1万字インタビュー「6年目はシングルのベルトを巻きます!」【3】

Mei Suruga
5月29日に自身の5周年記念大会「大きなりんごの木の下で」(新宿FACE)を控える駿河メイ。 2012年にさくらえみとともに2人で我闘雲舞をスタートさせたスタッフの石田亜矢子による、メイの1万字インタビューです。

── 今日メイちゃんにインタビューをするから、改めて今までの経歴を振り返っておこうと思って「駿河メイ」って検索したら、予測で一番最初に「天才」って出てきたの。
メイ:(爆笑)。やば!(笑)すご!(笑)

── 言われたことない?
メイ:言われるんですよ(笑)。みんなが自分を洗脳してきてると思ってます(笑)。天才なんだよ!あんたはすごいんだよ!って言われて1年目から育ってきて(笑)。でもそう言われる時って、思考回路がさくらさんと同じだなと思っている時や南月さんの教えを守ってる時、ハッピーにやってる時なので、そういう積み重なったものが今そう言っていただけてるのかな…なんですかね…まあ、天才なんですかね(笑)。

── そうだと思う(笑)。
メイ:天才に寄せにいってるのかもしれないです、自分が(笑)。

── そういうのはプレッシャーになるから言わないでって感じではなくて、嬉しい?
メイ:嬉しいです! 最初はそんなことある?と思ってたんですけど、言われた上でしっかり結果を残せたり、それをまたみんなに認めてもらうっていう感じなので。言われて、それを自分が越えて、また認められて、また越えてっていう積み重ねの5年間だったかなっていう感じがするので、やっぱり言われるたびに自信に繋げることはできてると思います。

── 性格がすごいレスラー向きだよね(笑)。
メイ:(笑)。乗り越えて乗り越えてです。毎回乗り越えて。

Mei Suruga

落ち込むことがあったら、「次は見てろよ」って

── 落ち込んだりすることはない?
メイ:引きずりはしないんですけど、めっちゃ落ち込んだ時はあります。2回覚えてます。1つはAEWの日本側のトーナメントの時、1回戦で負けたんですけど、その試合がすっごい後悔して、ライブ放送してたんですけど勝手に涙が溢れてきちゃって、悔しさで。どうしようもなく悔しくて落ち込んだっていうのがあります。あとはダレジョでエキストラっていう、お客さんを入れた形で発表会みたいなのをやってるんですけど、それで自分が初めて指揮を取るってなった時に全然上手くできなくて。普段あまりさくらさんから言われることはないんですけど、そのときは「あれは良くなかったよ」じゃないですけど「もっと考えることできるんじゃない?」って言われた時に、自覚もあったので、そうだよなってすごい落ち込んで、次は見てろよっていう感じでやったっていうのはすごい覚えてます。

── 落ち込んでも、もうやりたくない!とかじゃなくて次は頑張るぞっていう感じになるのはいいね。
メイ:そうですね。二度とこんな思いをしたくないし。自分の試合を見て、好きだなとか面白いなって思えるのがベストだなって思うので、その(落ち込んだ時の)試合は見たくなかったですし、見てて「ああああー!」って。もうこんな思いはしないぞっていう気持ちで。

── 自分の試合は毎回必ず映像で確認するの?
メイ:面白かったなーっていう試合はチャットも含めてすぐ見返します(笑)。逆に、感情だけで戦ったなっていう試合の時は、ちょっと怖くてしばらく見られないです。自分の記憶の中だけに留めておいて、覚悟ができたら見ます。

── さっき入場が好きって言ってたけど、大きい会場での演出とか、印象に残ってる入場シーンってある?
メイ:初めて羽をつけた時。あおいさんの卒業記念の時にあおいさんが「キラキラ光る羽持ってるから、昔の羽はメイちゃんに貸してあげる! メイジャンプする時に羽をパーってやったら可愛いんじゃない!」って貸してくださって。ありがとうございます!って着けて、その羽を初めて持った時の入場がやっぱり一番楽しかったですね。

Mei Suruga

── その日に言われたの?
メイ:その日の、入場する直前に「貸してあげる!」って言われて、えー!いいんですか?って初めて身に着けて。本当に楽しかったですね。

── メイジャンプにぴったりだもんね。
メイ:そうなんですよ。あとアレナメヒコはやっぱり気持ちよかったです。もう別格の会場なので、あの階段を下る日が来たか!って思いました(笑)。すごく長い急角度の階段があるんですけど、下を向いたら絶対格好悪いと思って、ミュージックステーションをイメージして(笑)、絶対下を見ないぞっていう。前を向いてワーってやるんだって思いながらも、足がガクガクなりながら、踏み外したら死んでしまう!って(笑)。その練習はめっちゃしました。下を見ないように階段を下りるっていう。

── 本番は上手くいった?
メイ:上手くいきました。チラ見ぐらいで(笑)。

── 今後出てみたい会場はある?
メイ:会場というよりかは、例えばAEWだと、まだ本戦に出てるっていう感じではなくてさくらさんの隣に立ってる状態なので、そこからもう一歩踏み出して”さくらえみともう一人”じゃなくて、ちゃんと駿河メイっていうので大きい会場に出たいなっていうのはありますし、日本だと後楽園のメインには立ちたいですね。

── じゃあやっぱりメイちゃんの何年後かの周年興行を後楽園ホールでやって、メインで、シングルで、タイトルマッチでっていうのはどう?
メイ:やりたい!! 自分もやりたいし、そこまで我闘雲舞とお客さんと一緒に行きたいですね。

我闘雲舞に関わるすべてのものが温かい

── 我闘雲舞愛が強いメイちゃんから見て我闘雲舞の好きなところやアピールポイントってどういうところ?
メイ:アットホームな会社ですって言ったら胡散臭く聞こえるかもしれないけど(笑)。所属だけじゃなくて参戦される選手もファミリーというか、本当に仲間だなっていう感じもありますし、会場に来ているお客さんも本当に仲間意識が強い。温かいし、試合の盛り上がり方も、見守るっていうよりも楽しみに来てくれてるっていう感覚が強くて、我闘雲舞に関するすべてのものが温かいなって感じるのが好きです。試合で言ったら、もはや我闘雲舞って何にもとらわれてない感じがして(笑)。女子の対決もあるし、男子のタイトルマッチもあるし、ミックスドもありますし、興行としてのパッケージが完成されてるので、1試合目からメインまで楽しんで、「あー良かったな」っていう興行に毎回できる自信はあるので、1試合を楽しみに来るんじゃなくて、我闘雲舞の大会をトータルで楽しみに来てほしいなっていうのが推しどころですね。

── では、間もなくデビュー5周年ということで、最後に今後の目標を。
メイ:自分の今持ってる個性やキャラクター、みんなから良い…それこそ天才って言ってもらえるものプラス、団体の象徴と呼べるものがやっぱり欲しいので、6年目は絶対ベルトを巻くところまで行きます! ベルトを持ってるからこそもう一回地に足をつけて我闘雲舞に集中できるというのもあるので、そこを今年は頑張ります!

── じゃあ後楽園ホールでの周年興行は何周年かなぁ?
メイ:いやー(笑)。近々行きたいですよ。そんな遠くない! 10まではいかないです。一桁で! 一桁で行きます!

── 楽しみにしてます!
メイ:はい! ありがとうございます!!


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